「HPLCショップ」では、取り扱い製品の中から、
おすすめの製品をピックアップしてご紹介しています。
今回のおすすめは「ガードカラム」。
分析カラム本体の劣化を防ぎ、耐久寿命を延ばしてくれます。
Pick UP!
「ガードカラム」の特徴
HPLC / UHPLCでは、試料の性質に合わせて分析カラムを選択することがとても大切です。
ただし、分析カラムは1本数万〜数十万円するものもあり、消耗品としては値が張るため、
できるだけ長く使いたいものですよね。
そこで、分析カラムを長く使うために役立つのが「ガードカラム」です。
フィルターの詰まり、不純物のカラム内部への吸着などにより、
どうしても分析カラムの分離能が悪化してしまいます。
「ガードカラム」は、インジェクターと分析カラムの間(カラムの前)に取り付けることで、
分析カラム本体に不純物が入り込む前にキャッチし、カラムを保護する役割を果たします。
■「充填タイプ」と「カートリッジ交換タイプ」の2種類
「ガードカラム」の形状には、「充填タイプ」と「カートリッジ交換タイプ」の2種類があります。
充填タイプ
「充填タイプ」は、分析カラムと同じく、ステンレス管に充填剤が入れられた「ガードカラム」です。分析カラムに直接接続して使用します。
「ガードカラム」にはわずかながら成分を分離させる機能があるので、測定結果に影響を及ぼさないためにも、充填剤はメインカラムと同じものを選びましょう。
カートリッジタイプ
「カートリッジタイプ」は、専用のホルダー内部に「カートリッジガードカラム」をセットしてから、分析カラムに接続して使用します。
中身の「カートリッジガードカラム」だけを交換することができます。
「充填タイプ」より「カートリッジタイプ」のほうが安価なので、頻繁にガードカラムを交換したい方、コストを抑えたい方にはこちらがおすすめです。
ただし、適合する専用ホルダーは、ガードカラムの種類によっても異なるため、しっかり確認してから購入する必要があります。
■「ガードカラム」の選び方
「ガードカラム」の長さは10〜50mm、内径はメインカラムと同じ、または細くてもOKです。
メインの分析カラムに対応する「ガードカラム」なのか、きちんと確認しましょう。
■「Uptisphere Strategy」ガードカラム
当社が取り扱う「ガードカラム」をご紹介します。
「Uptisphere Guard Cartridge」は、カートリッジタイプの「ガードカラム」です。逆相用とHILIC(親水性相互作用クロマトグラフィ)用の2種類があります。
また、当店で取り扱う「ガードカラム」の充填剤は、「Core Shellタイプのシリカゲル」と「一般的なシリカゲル」の2種類です。
専用のカートリッジホルダー
「ガードカラム」は、それぞれ専用のカートリッジホルダーに装着して使用します。
専用カートリッジは以下の2タイプです。
UEHP-5(「ガードカラム」Core Shell Guard Cartridge用)
AGHP-5(「ガードカラム」Uptisphere Guard Cartridge RP/(U)HPLC Guard Cartridge用)
当店取り扱いの「ガードカラム」
Core Shell Guard Cartridge(ガードカートリッジ)3個入り
あらゆる逆相及びHILIC(親水性相互作用クロマトグラフィ)充填剤のCore Shellカラム用として使用可能。使用するには、専用のカートリッジホルダー「UEHP-5」が別途必要。
Uptisphere Guard Cartridge RP(ガードカートリッジ)3個入り
あらゆる逆相充填剤(一般的なシリカゲル)のカラムに適合。使用するには、専用のカートリッジホルダー「AGHP-5」が別途必要。
(U)HPLC Guard Cartridge(ガードカートリッジ)3個入り
あらゆる逆相及びHILIC(親水性相互作用クロマトグラフィ)カラム(一般的なシリカゲル)の「ガードカラム」として使用可能。高耐圧のUHPLC(超高速液体クロマトグラフィー)に対応。使用するには、専用のカートリッジホルダー「AGHP-5」が別途必要。
■製品の取扱説明書
■製品メーカー詳細
アドビオン・インターチム・サイエンティフィック株式会社(https://www.advion-interchim.net/)
■お問い合わせ先
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